東京は寒いですね。
下記ロスの話とは関係無いですが、
ロス行ってアートブックフェアー参加して何故本を作り続けるのか?を考えさせられていた時で、このインタビュー読んで、いらないと言われるかも知れないですが、本作り続けないといけないんだと再認識しました。
(ロスの話は後日upします)
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先月音楽家パティー・スミスさんが日本に来日していたのですが、今回は渡米前のバタバタで会えなかったのですが、日本に戻ってきて昨日ようやく落ちついて、いろいろ彼女の来日中のインタビューを読ませてもらいました、一番良かった記事を下記転載します。
(女性自身 パティ・スミス インタビュー 転載 1/22より抜粋)
-写真家としてメイプルソープさんに影響を受けたことはありますか?それから9.11がパティ・スミスさんに創作家として及ぼした影響を教えて下さい。
パティ・スミス - まず最初ですが、ロバート・メイプルソープは人として私に一番影響を、インパクトを与えてくれました。いまの自信を培うことができたそんな存在です。しかし写真家としてはどちらかというと、19世紀アマチュアの写真家たちに影響を受けていると思いますので、あえて言うならルイス・キャロル、マーガレット・キャメロンといった方に影響を受けた、自分で見ても19世紀っぽい雰囲気があるのではないかと思うので、美観というかね、美的感覚というのはあまりロバートからは影響を受けていません。
2つめの質問は非常にいい質問であり、複雑な質問でもあるのでなるべく答えは簡単にしようと思いますが、当時の私の展覧会は9.11の反応を形にしたものでもあるのですが、アメリカという国が9.11でどこに反応するかというのを見ていたという部分もあるんですね。なので9.11後のアメリカの視覚的なアイコンという面も強く打ち出していったんですが、そのなかにテキスト、聖書とコーランのものを混ぜるようにしてですね、使っています。このメッセージというのは、いかにしていま一緒になにかできるかを模索するべきであり、これを契機に戦争など決して起こしてはいけない、復讐など決して求めてはいけないんだという、そういうコミュニケーションをいまだからこそ、起こさなければいけないそういう思いが込められていたんですね。それを表現せざるをえなかった、そういう部分であります。
そして若い世代のアーティスト、みなさんそうだと思うんですが、我々の世界が腐敗し壊されていく、あるいは崩れていく価値観のなかで「なぜ自分たちが創るのか?」そういう問いに苦しめられている人もいると思います。日本であれば未来が不安定に思われて、不安に思うのかもしれない、とはいえですね「レコードをなぜ作るのか、誰も買っていないのに」「本をなぜ作るのか、読み手が減っていってキンドルでしか読まれない、キンドルですら読まれないかもしれないのに」と自問した時点でも、我々は作らなければいけない、どういうことかと言いますと、これはギフトなんですね。自分たちに贈られた才能なのだから、感謝しそしてそれを使わなければならない、人々にそれを通してインスピレーションを与え、慰めを与えなければならない、だからこそ使わなければならないわけで、アーティストがものを作るというプロセスはアーティストのものかもしれないけれど、結果はみなさんと分かち合えるものである。ですから、ものを作るということはですね、自分のためにやることではなく、ほかの方のためにやっていることなのかも知れません。いい例がゲルニカです。ゲルニカという地に爆弾が落とされ、滅ぼされたときピカソは涙を流しました。ですが、そこから彼は偉大な反戦作品、マスターピースと呼べるゲルニカを作り上げるわけですね。
これをお手本にどんなに辛い困難な状況であっても、自分にとってですね、もしかしたらそれは恐ろしさに満ちた作品なのかも知れないけど、なにか美しいものを作る、見た人を変えるような作品を作ることをしなければいけないなと思います。