5.22.2012

ボーッとしていたら、、、知らない間に、、、

コミック関係の友人が来日していた繋がりで、ついでに思うことがあるので、書きます。

 漫画を研究している外国人研究者や海外出版社のボスなどが来日するごとに、東京をナビして思うことがあるのですが、確実に彼らの漫画や美術書の買い方にも年々変化があります。すごく熱心に、投資に惜しみなく買って行くのです。

ここ10数年接してて、最近思ったことなのですが、近い将来、日本人の漫画評論家・批評家より、外国人研究者の方が漫画のことを良く知っている時代が確実に来ると私は思っています。そして、彼等のような客観的立場から考察できるバランスの取れた外国人研究者たちが、海外に日本漫画を広めてゆくことになると思います。そして、海外の美術館などで日本の学芸員やキュレーターでは思いつかないような日本漫画の展覧会のキュレーションを彼等がやって行くのだと思います。

これは日本人で漫画に携わる一人としては大変複雑な心境ですね。

ちなみにこれは漫画の世界だけでなく、今の日本社会でも同じようなことがおきていますね。自分の働いている会社がずっと日本の企業だと思っていたら、実際はここ数年で実は外資系企業になっていて、社長が外国人に、、、なんて状況を連想させます。

ここで単純な疑問なんだけど?
日本には漫画ミュージアムや漫画学会などあるようですが、ここの団体に属している人たちは漫画の何を研究して、漫画という日本のすばらしい文化に対して海外にどう貢献してそれをどう広めているのか?(これ外国人に必ず聞かれる質問です)
残念ながら海外はおろか、日本でもいまいち一般社会&人々まで降りて行ってないというのが実感だと私は思っています。

海外の人に漫画を紹介するのであればやはり日本人にしかわからないこと、出来ないやり方というのがあると思うし、漫画に関して言えば、自分たちはそう言うやり方でここ10数年海外と戦ってきて、少なからず海外で目に見える結果も残してきていると思っています。日本の研究者の方々もすばらしい知識をお持ちなので、もっともっと外に出てがんばって戦って頂きたいと強く思います。



そして自分ももっと努力しなくては、です。

ボーッとしていたら、、、知らない間に、、、

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あと、京都のパートナーのギャラリー(トランスポップ・ギャラリー)で日本・ドイツ・フィンランドのインディペンデント・コミックを紹介する展覧会開催中です。